更新日:2021年6月23日
edition HMは、東海エリアで活躍する写真家にスポットをあて、「浜松から世界に」をミッションに、ハイクオリティで新しい写真集のスタイルを提起していきます。 その第一弾が橋村豊による『terrestrial』。
今回、写真集の発刊に合わせ浜松と名古屋を巡回する展覧会を開催することが決定いたしました。
人間が作り上げた環境が、自然の力のリバウンドによって「綻んで」いる場所を、橋村は、じっくりと凝視し、モノクロ写真に仕上げます。
一見美しいその写真には、地球環境にたいする強い批評性が込められています。
©️Yutaka Hashimura
ここ数年、地球温暖化という言葉を聞く機会が増え、そしてその影響と思われる異常な高温、風水害、山火事と様々な災害が世界中で発生する映像を見たり、時に出会すことが増えている
私が実際に温暖化の影響を目の当たりにしたのは、2012年の八丈島で、地元の方から温暖化の影響で今まで採れたテングサが採れなくなったことを聞いたときだ。
それまでは地球温暖化の影響については知っていたが、身近な国内でも影響が出始めていることにショックを受けた。
それから数年経たないうちに国内においても、今までにない大型の台風、強い降雨による気象災害が増加してきている。
産業革命以降、人々の欲は止まることなく開発を進めた、その結果として温室効果ガスの二酸化炭素が増加した。二酸化炭素と温暖化を疑問視する声はあるが増加とともに気温が上昇していることは事実でもある。
気温上昇は海面温度の上昇を伴い、それは二酸化炭素の吸収や酸素を生み出す植物プランクトンにも影響を与えるばかりか、生存することさえできなくなる。そうなれば、地上生物の生存も危ぶまれることになる。
私たちは、全ての生物、そして気候や大地に依存することで生きていることに気づく時期に来ている。
橋村豊写真展「terrestrial」
・2021年6月26日(土)〜7月18日
かぎやビル4Fギャラリー
静岡県浜松市中区田町229-13
13:00~18:00 入場無料
火〜木曜休廊
・2021年10月3日(日)から17日(日)
〒450-0002
愛知県名古屋市中村区名駅4丁目16 白鳥会 207A
入場無料
営業日:
水曜日~金曜日 14:00~19:00
土曜日 12:00~19:00
日曜日 12:00~16:00
橋村 豊 HASHIMURA Yutaka 1964年 静岡県生まれ 2015年5月現在 民間企業に勤務する一方で写真作品制作に取り組んでいる [個展・グループ展] 2004年 影法師2004写真展 グループ展 静岡アートギャラリー 2006年 影法師2006写真展 グループ展 静岡アートギャラリー 2008年 影法師2008写真展 グループ展 静岡アートギャラリー 2010年 雪と氷のシンフォニー 個展 ギャラリーとりこ 2011年 Die Baracke 個展 ギャラリーとりこ 2013年 風化する過去 個展 ギャラリーとりこ 2013年 クリスマスフォトグラフィショー2013参加 インスタイル フォトグラフィーセンター 2016年 Steidl Book Award Japan [流される心(特攻を決めた時)」 ロングリストノミネート 2017年 それぞれの銀座展 公募企画展 ゆう画廊 2017年 AXISフォトマルシェ4出展2- 2017年 倉敷フォトミュラルf個展部門出展 2018年 写真展 Break/ブレイク Gallery SUN